秋田北税務署
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どっと読む2/18号(第1119号)
政府の借金、過去最大の1317兆円
財務省が発表した「政府の借金」は2024年末時点で過去最大の1317兆6365億円だった。「政府の借金」は国債と借入金、政府短期証券を合計したもので、過去最大を更新した。借金の内訳をみると、国債が2023年末時点より約27兆円増の1173兆5559億円で、このうち償還や利払いに主に税収を充てる「普通国債」は27兆2261億円増の1071兆47億円だった。減税や教育無償化など歳入・歳出の両面からの圧力も強まってきており、借金依存からの脱却は程遠い状況にある。
長期金利、15年ぶり水準に一時上昇
2月13日の東京債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが一時1.370%に上昇した。2010年4月以降、約15年ぶりの高水準となった。背景には、米利下げ観測の後退などが伝わり、4営業日連続での上昇となった。事実、米市場では消費者物価指数の伸び率が前年同月比4ヵ月連続で拡大しており、インフレが再燃する見方が広まり、米連邦準備制度理事会(FRB)での早期利下げが後退し米長期金利が上昇している。
農水省、備蓄米21万トンを放出
2月14日、農林水産省は備蓄米21万トンを放出すると発表した。同省では、先ず15万トンを3月中旬に放出し、流通の状況を踏まえて追加供給する考えだ。高騰する米価を是正する狙いから備蓄米の放出に踏み切った形だ。放出する備蓄米は初回の15万トンのうち、10万トンは昨秋収穫された2024年産で、5万トンは2023年産米となる。3月初めに同省が売却先の集荷業者を決定する入札を実施し、小売店の店頭には3月末となる見通しだ。
1月の企業倒産、11年ぶりに800件超
東京商工リサーチの調べによると、1月の全国企業倒産件数(負債額1千万円以上)は840件に上ることが分かった。前年同月比19.82%もの急増となり、1月としては2014年以来11年ぶりに800件を超えた。背景には、人手不足に関連した深刻な影が企業を覆うとともに、物価の高騰も経営を圧迫したことが挙げられている。産業別にみると、多数の人手を要するサービス業や建設業の倒産が5割超を占めている。同社では「今後倒産件数は増加する」とみている。
新NISA、「つみたて投資」平均は47万円
日本証券業協会が新たな少額投資非課税制度(NISA)の年間利用動向調査で発表によると、1人当たりの平均投資額は、主に投資信託を購入する「つみたて投資枠」が47万3千円で、個別の株式なども運用対象の「成長投資枠」が103万3千円だったことが分かった。購入銘柄の売却について、「つみたて投資枠」が83.2%、「成長投資枠」が75.3%、それぞれ「しなかった」と答えており、多くが売却せずに保有している状況だった。
2024年、世界の防衛費は7%超増加
英国のシンクタンク「国際戦略研究所」が公表した世界の軍事情勢を分析した報告書「ミリタリー・バランス」で、2024年の世界の防衛費は前年比7.4%増の2兆4600億ドル(約377兆円)だったことが明らかになった。 ロシアのウクライナ侵攻とロシアの脅威に対抗する欧州勢の軍事費増強が背景にある。事実、ロシアの防衛費は国内総生産(GDP)の6.7%あたる1496億ドルに上っており、欧州でもドイツの上昇幅が最も大きい前年比23.2%増の859億ドルに達している。
中国、春節の旅行先首位は「日本」
中国のオンライン旅行大手「携程集団(トリップドットコム・グループ)」の集計によると、春節(旧正月)の連休(1月28日~2月4日)の海外旅行先ランキングで「日本」が首位だったと発表した。背景に円安や日中関係改善、日本産水産物の輸入再開が挙げられている。中国人訪日客の人気目的地ランキングでは、首位に東京となり、大阪、札幌、京都、名古屋が続いた。また、日本以外の旅行先では、タイ、マーレシア、シンガポールの人気が高かった。
「名探偵コナン」、2024年邦画第1位
日本映画製作者連盟が発表した2024年映画概況によると、興行収入で邦画が過去最高だったことが分かった。興行収入は邦画興行収入が1558億円となり、興行収入で100億円を超えたのは「名探偵コナン~100万ドルの五稜流星」(158億円)、「劇場版ハイキュー~ゴミ捨て場の決戦」(116億円)の2作だった。一方、洋画は米国で起きた俳優や脚本家のストライキの影響で、前年比約3割減となった。